エタノールとは?

 

 

デンプンをアルコール発酵させたり、エチレンという物質をもとに化学合成して作られるのが「エタノール」。
アルコールの一種で、作用は次のとおりです。

 

・殺菌や消毒
・溶媒(医療用途)
・工業原料、燃料

 

病院で、注射をする前に、皮膚を軽くコットンで消毒する・・・あれがエタノール。
肌にあたるとひんやりして、揮発しながら熱を奪う、という特徴があります。

 

また揮発性に優れていることで、家電など水に弱い機器の掃除に使用されたり、水にも油にも溶けるという性質から化粧品などにも配合。
エタノールは、わたし達のすごく身近な場所で、幅広く使用されているのが分かります。

 

消毒液、などに使用されることからも、もちろん肌に悪い、という事ではなさそう・・・。
それなのに、なぜ、エタノール入りの化粧品がダメ、といわれちゃうのか?

 

化粧品に配合される目的は?

 

化粧品にエタノールが配合される理由はいくつかあります。

 

・「防腐剤」

 

殺菌作用を持つエタノールを配合することで、雑菌の繁殖を防ぎ、品質を長期にわたり保つ事が出来ます。

 

・「使用感」 

 

揮発性に優れたエタノールは、肌に触れた瞬間蒸発。
その時、熱を奪いながら揮発するので、さっぱりとした使用感があります。

 

また水分が一瞬にして蒸発するため、化粧液が肌に浸透したような感覚などを味わう事も。
しかし、スキンケアの観点において、これらの働きはNG。

 

なぜなら、

 

[肌に浸透した感覚はある]

 

[揮発性により水分が抜けてしまう]

 

という2つの要因から、「保湿しているつもり」になり、実際には、保湿どころか、逆に乾燥を悪化させている、という可能性もあります。

 

・「殺菌」

 

消毒液にも使用されるエタノールは、化粧品の品質を保つ上ですごく大事な成分。
ただし、肌を弱酸性に保つ大事な常在菌まで殺菌することで、バリア機能の低下を招く事も。

 

・「脂をとる」

 

角質を柔らかくする働きを持つことから、過剰に分泌した皮脂で詰る毛穴をキレイにして、引き締めるという働きが期待出来ます。
ただし、肌を保護するという働きを持つ皮脂の取りすぎは禁物なので、乾燥肌、敏感肌にとっては、マイナスに働くことも。

 

エタノールは、どんな肌質のスキンケアに適している?

 

上記のことから分かる通り、エタノール配合の化粧品が必ずしも悪い、事はありません。
ただ、長く使用することで、乾燥を悪化させる危険性が極めて高いので、次のような肌質の方のスキンケアには適していません。

 

・乾燥肌(肌がごわつき、かゆみ赤み、粉ふきが目立つ)

 

・敏感肌(油分と水分のバランスが乱れ、バリア機能が低下)

 

・アトピー(些細な刺激に弱く、角質層が破壊されている)

 

逆に、エタノール配合の化粧品が適していると思われる肌質は

 

・オイリー肌(皮脂の過剰分泌による肌のベタツキ)

 

・ニキビ肌(過剰な皮脂分泌によりニキビの原因菌アクネ菌が増加)

 

・毛穴詰り(皮脂、汚れ、古い角質層で毛穴が詰りターンオーバーが乱れている)

 

安全に正しいスキンケア実現のため、この機会にエタノールを知り、肌質に合った使い方を行ないましょう。

 

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